どうも、ハチだ。
※この記事では毒を吐くこともある。閲覧には十分注意してくれ。自己責任だ。
「自分を特別な存在だと思わない方がいい」
たしかこんなセリフだったと思う。
好きな小説の主人公が
極限の状況を前に震える仲間に言った一言だ。
その小説の題名は最後に記す。
面白そうだと思ったらぜひ読んでみて欲しい。
世の中はニュートラルに見る。
渋谷にたむろする未成年の「チーマー」である主人公たちは、
ひょんなことから「強盗」と「ヤ〇ザ」と三つ巴になる。
生き死にに及ぶかもしれないという戦いの前に、
仲間とマックで腹ごしらえをしているときだ。
仲間の一人は震えて、ポテトも喉を通らない。
そんな仲間を見かねて彼は言う、
「おいおい、そんなに考えるな。誰でもいつか死ぬんだぜ。自分を特別な、、、」と。
ついつい自分の人生が全てだと思ってしまう(私も)。
「自分は何て不幸なんだ」
自分こそ不幸の最先端に居るくらいに錯覚してしまう。
その逆で、
「なんて自分は幸せなんだ」
自分こそが人生の勝者で、才能でここまで登りつめたんだと、
おごり高ぶるパリピ野郎。
外から見たら恥ずかしい人なのに。
🔗人生は運。宝くじを買い続けろ。
巷にあふれる宣伝文句は
「人生の主役は自分だ」
「自分で人生を成功に導こう」
どちらも行き過ぎると恥ずかしい。
「強盗」も、、、
実は、この小説の中で対立する「強盗(二人)」もそんな人間たちだ。
私にとっては『ダークヒーロー』。
ニュートラルに世の中を見て、判断し、行動して生きる。
♪「でたらめばかりだって、耳を塞いでいたら、
なんにも聞こえなくなっちゃうよ」♫
いわゆる「悪い方側の人間」なのだが、
彼らは良いも悪いも判断しない。
まじめにコツコツが報われない世の中でどう生きるか考えた結果、
当然の帰結でそうなる。
情報を集め、綿密に計画を立て準備し、大胆に実行する。
彼らは「ヤ〇ザ」が闇カジノで集めた金を狙う。
そんな金は表立って警察に足が付かないからだ。
そして罪悪感も感じずに済む。
基本彼らは「コ〇シ」はしない。
やむを得ない場合以外。
だから綿密に時間をかけて計画と準備をする。
「失敗=ジ・エンド」だから。
悪意の先端に居る「ヤ〇ザ」だけが損をする、
そんな痛快なところもこの小説の好きなところだ。
他にもオススメの、、、
同じように感じる作品だと、
映画「オーシャンズ11(シリーズもの)」「カラスの親指」「ゲロッパ」あたりも良い。
あっ、あと、この著者の他の小説もそんな人物が登場し、
エピソードや、セリフがいっぱい出てくる。
上げればいつまでも話しが続きそうなので、
今回はこの辺で。
また需要があれば他の作品についても書くかもしれない。
それと、言っとくが、、、
「小説」だ、「作り話し」だと思うなかれ。
脳はそれを判断できない。
より「臨場感のある方」を現実だと認識するから。
🔗自分に酔って思い込めば、、、
最後にこの小説の題名は、、、
そんな小説の名は、「ヒートアイランド」。
みんな知ってたか。。。
この小説の著者の作品には、他にも同じような人間が登場する。
オススメ。ぜひ。
🔗小説を持ち歩く
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